大人になって成功する子供と失敗する子供で何が違うのか、この教育本は「マシュマロ・テスト」という行動科学で有名なテストを使って証明しています。
あなたは、マシュマロをもらえると知ったら、すぐに1個もらいますか、それとも少し我慢して後から2個もらいますか。
結果から言うと、成功するのは自制心のある後者だそうです。
ただ、マシュマロぐらいは我慢できるけど、その他のことに対しては自制心がきかないという子供もいると思うので、あらゆる物事に対して意思が強く、自制心があれば成功できる可能性が高いということでしょう。
どうやって意思の強い子供に育てるかというのが課題となっています。
この本がスゴイのは、マシュマロ・テストを行った子供に対して、その後50年の追跡調査を行っているという点です。
子供のときの何気ない選択が、将来を左右するような深い決定に関わっているかもしれないというのが、なんとも興味深く感じられる一冊です。
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